こんにちは、うだるような猛暑が続きますが、いかがお過ごしですか?モーガンです。
日本列島至る所で40度に近い気温がテレビの天気予報に並んでいますが、それにもめげず物件視察に来ています。汗ダクダクになろうが、熱中症になろうが物件を見るのは楽しくて仕方がありません。
ボロの築古アパートをどうやって蘇らせてやろうかと考えると気分はアゲアゲになります!熱意が込み上げてきます!!
そんな大好きな不動産投資ですが、私が始めたのは32歳の頃です。妻と一人目の子供がおり、会社員としても家庭人としても脂がのって絶好調!という時でした。
しかし、20代で不動産投資を始めた友人と話をしていると「始めるのは早ければ早いほど良い」と言います。はたしてそれは本当でしょうか?
今回は20代で不動産投資を始めることをオススメしない理由ついて書きたいと思います。
そうは言っても「なぜ20代の人に不動産投資をオススメしないのか」を書くだけだと偏った意見になってしまうので、実際に20代で不動産投資を始めて大成功しているY君の事例も合わせてご紹介します。
その二つをを照らし合わせて「20代からの不動産投資」の是非を検証したいと思います。
20代のおかれた状況
一般的に20代というと、学生を卒業して会社勤めを始めて数年が経過したころかと思います。何もわかっていなかった学生から、社会人として一つ一つ仕事を学んでいる最中といったところでしょうか。
20代後半にもなると、会社勤めが5年以上経過して、社会の全体像も見え始めている人も多いかと思います。会社や上司ばかりに頼っていては自分らしい人生が送れないと考える人もいることでしょう。
自分でもっと稼げるようになりたい!と株などの資産運用や副業にも興味を持ちますよね。投資に詳しい人になると、より多くの資産を築ける不動産投資に興味を持つのもの自然の流れかと思います。
20代からの不動産投資をオススメしない理由
不動産投資は数万円から投資できる株や投資信託と違い、数百万円から数千万円という大きなお金を借入して行うという特性があります。自分の持っている投資能力や預貯金以上に投資することができてしまうんです。
また、金融機関から融資として借入をする場合に、親を巻き込む必要が出てきてしまう可能性があります。貴方が20代で独身の場合、金融機関から親を連帯保証人として要求されることが多いからです。
本来、投資は余裕資金でやるものですよね。自分の預貯金以上、しかも他人を巻き込んで行うということは、余裕を持って行う投資とは言えないのではないでしょうか。
20代から不動産投資をしようとすると、その「安全な投資」という範疇を超えてしまうことを危惧します。社会人になって色々勉強をしている最中、「そこまでやる必要はないのではないか」というのが私のオススメしない理由になります。
一方で20代から不動産投資をして成功している友人が沢山いるのも事実です。彼らの多くは、イキイキと自立した人生を送っています。
24歳から不動産投資をしているY君の不動産投資事例を見てみましょう。
20代で不動産投資を成功させたY君の事例
私の元部下であり、友人のY君について簡単にご紹介したいと思います。
転職してきて知り合ったY君は22才で新卒として大手上場企業の子会社に入社しています。営業企画に配属され、当時の上司が使う分析・レポートをエクセルで作る毎日を送っていたそうです。
そんなに面白い日々ではなかったようですが、エクセルの腕前はかなりのもので、物事の分析力に長けていたのは、その時の頑張りのおかげなのではないかと思います。
- 独身(25歳)
- 仕事:IT大手上場会社の子会社勤務
- 年収:500万円
Y君が読んで衝撃を受けたのは、こちらの本。私もこれを読んではじめました。不動産投資で成功した人で読んでいない人はいないと言われるほどのベストセラーです。これを読まないと成功できないかも?!
ここから少し普通の20代とは違うかもしれません。一度決意したら絶対諦めないという性格はずば抜けていました。仕事を頼めば、どんなに夜遅かろうと、徹夜しようと期日までにやり遂げるという意思の強さを持っているY君です。
不動産投資を始めようと決意して貯金に勤しみ、たった三年の会社員生活のうちに資産を築き上げてしまいます。大学時代のバイト代は全部貯金や株に回し、社会人になってからもストイックに生活を切り詰めて過ごした成果だそうです。
- 金融資産:1,200万円
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所有物件:戸建1戸
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年間家賃収入:58万円
Y君が戸建投資から始めるにあたって実践した手法はこの本が元になっています。
そして25歳の時に見事念願の1棟目を購入することになります。ただ、簡単ではなかったようですよ。
- 1棟目:木造8室
- 利回り:24%
- 融資:日本政策金融公庫
- 借入額:1,000万円
- 金利:2.0%
- 借入期間:15年
- 担保:親の連帯保証
独身で、法人化もしていなかったため、親を連帯保証人に設定する必要がありましたが、資料を用いて親に直接説明に行き、最終的に協力を得ることができました。
Y君にオススメされて私も使っているキャッシュフローを金融機関に訴求する資料はこの本の付録です。
この1棟目を皮切りに次々と物件を購入していったY君ですが、ついに30歳を迎えた時に不動産売買・管理業の会社を立ち上げ、独立起業しています。
24歳で始めた不動産投資ですが、わずか5−6年で突き抜けた成果を出していますね。副業が本業になり、自立した人生を手に入れたと言えます。
- 独身(30歳)
- 仕事:不動産売買、管理業で独立起業
- 所有物件:アパート9棟58室+戸建2戸
- 年間総賃料収入:2,500万円
あらゆる面で1棟目の取得が最も労力を使います。事業計画が論理的に筋が通っていることとなども求められますが、何よりも大事なのは、コネでもカネでも使えるものは全て使って熱意を見せていくことです。
そうすれば、20代でも必ず最初の一歩を踏み出せると思います。
20代からでも不動産投資を成功させる条件
Y君の事例からもわかる通り、20代から不動産投資を始めるのは簡単ではありません。もし、ちょっと興味がある・・・くらいだったら、やらないほうがいいのではないかなと思います。
しかし、時間やお金に縛られることなく、自立した人生を送りたいという思いが強いのであれば、ぜひトライするべきかと思います。貴方の熱意次第では親も協力してくれるでしょうし、金融機関さんや不動産業者さんも仲間になってくれるはずです。
その前提にたてば不動産投資を始めるのは「早ければ早いほど良い」というのはうなづけます。20代から不動産投資をしてY君のように充実した人生を過ごせると良いですね。
もしこの記事を読んで不動産投資をスタートさせたいと思った方は以下の本を読んでみるといいかもしれませんよ。Y君の不動産投資スタイルは、この本に影響を受けていて、やり方に共通点が多いです。
そして、以下の記事から不動産投資の進め方について全体像を得てみてください。
不動産投資の全体像を最初に掴むことは、余計な回り道で時間を浪費することを防いでくれます。早く1棟目を購入して、不動産投資をスタートさせられるといいですね!