ヤベェ本が出版されたので、即買いました。
元銀行員の不動産投資家が書いた融資の攻略本です。その名も「銀行員だった大家が教える! 不動産投資 融資攻略バイブル」です↓
これまでも元銀行員さんが書いた融資に関する本はありましたが、この本の何がヤベェかというとプロパー融資に特化して、それを受けるためのポイントが全て書かれているところです。プロパー融資とはオーダーメイド型の融資のことで、良好な経営実績を積み上げれば良好な条件で融資を受ける続けることができます。
著者の半沢大家さん(半沢大家さんをフォロー)は元々その融資担当をされていて、「収益用不動産を買い進めるための鍵は、このプロパー融資を受けること」だとおっしゃっています。何を隠そう、このモーガンもアパート融資に特化したパッケージ型のアパートローンを極力使わずに、プロパー融資で拡大してきたのでまさにそう思います。
プロパー融資を受けるために重要なこと
もちろん、アパートローンで買い進めることもできます。ただ、アパートローンの場合は個人属性を重視され、その信用力が尽きたときに融資が出なくなりがちです。お医者さんをはじめとして3000万円から1億円くらいの高い年収がある人でないと、なかなか思うように事業規模を拡大することができないこともあります(逆にそれくらい高年収の方は節税などを目的としてアパートローンを使うのは有効だと思います)。
そして融資が出ないと悩んでいる人の多くがアパートローンとプロパーローンの違いがわからないまま、銀行を訪ねていると思います。プロパーローンは事業者としての実績が重視よりされ、銀行にアピールするところが異なってくるので注意が必要です。
プロパー融資を受けるまでの道のり
とはいえ、初心者の人は困ってしまうかもしれません。プロパーローンを受けたいのはやまやまだけど、実績がないのに何をアピールすればいいのかと。
そんな人にもこの本が優れている点は、著者や3人の不動産投資家さんがどのような段階を踏んでプロパー融資を受けるに至ったのか、その道のりを説明してくれている点です。
その中で私の友人であるクサカベさん(クサカベさんをフォロー)も保証協会付き融資など段階を経てプロパーローンにたどり着いた事例を公開されています。きっと参考になると思うので、読んでみてくださいね。
一つ一つ検証しながら進めよう
こんなに素晴らしい本ですが、鵜呑みは禁物です(どんな本でもそうですが)。地域性などの違いから違う結果になることもあり得ます。
例えば、この本では購入した収益用不動産の「法定耐用年数での償却」をすすめています。それ以上の年数で償却することは、財務諸表をよく見せるために、意図的に黒字を作り出す行為としてかえって悪い評価を受けることがあるとされています。
ただ、これは銀行によるのかもしれません。
私のメインバンクとサブに何度か確認を取ったのですが、そういったことはありませんでした。現に私は税理士の先生と相談して、銀行の融資期間に準じて長めに償却していますが、銀行では高い格付評価を貰っており、金利や諸条件で優遇してもらっています。
一番良いのは融資を受けたい銀行担当者さんとコミュニケーションをとりながら進めることかもしれませんね。この償却期間以外については、首がもげるほど頷きながら読んだので、この本の内容を知識として蓄えて行動に移してみるといいと思います。
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では、また♪