空室に60㎡以上のフロアタイルを貼るというジャーニーから無事生還したモーガンFollow @tsukubanosoraniです!2LDKと3LDKを空室対策としてお洒落なフロアタイルにグレードアップしようと意気込んでリフォームし始めたものの、実際は死闘でした(汗)。
3LDKのビフォー:古臭い茶色のクッションフロア
3LDKのアフター:白いフロアタイルで明るい部屋に
フロアタイルとは塩ビ材で出来た資材です。多種多様な模様が用意されており、柔らかいビニールシートで出来たクッションフロアより上質感があります。硬いため、傷などに強いのが特徴です。カッター一本で手軽に加工出来るので初心者にも優しいですね。
写真は長方形のフロアタイルです。木目調の柄がプリントされています。洋間の床材に最適です。
正方形のストーン調(石目)のフロアタイルです。洗面所など水回りに合わせると素敵です。
最終的には全て凄く上手くいったんですよ。
白基調の上質な部屋に仕上がりましたし、二部屋とも工事の後片付けをしている最中の内見で直ぐに入居申し込みが入りました。死闘の疲れもこれですべて吹っ飛びましたよ。
ただ最初はお世辞にも順調に貼れたとは言えません。数々の失敗と痛みが伴いました(汗)。例えば、、、
- フロアタイルを真っ直ぐ貼れず、隙間が空いてしまった。
- 手についたボンドで壁紙や巾木を汚してしまった。
- 修復に力を入れているうちに手首が腱鞘炎になった。
- 長時間膝まづいて作業してたので、膝が打ち身で内出血状態に。
こちらの写真を見てください。
微妙なのですが、隙間が空いています。
曲がって貼ってしまったことが原因なのですが、「ちょっとだけだし、まぁ、いいか!」と修正せずに貼り進めると、隣のフロアタイルはさらに曲がってしまい、部屋の隅まで貼り終える頃には数ミリの幅に拡大してしまうんです。
こうなると見栄えが最悪です。。。
そこで、曲がったフロアタイルに手のひらを押し当てて、ズラしながら修正しないといけません。ただボンドが硬化し始めているので、体重を手のひらに乗せて思いっきり押さないとズレてくれません。
これを繰り返しているうちに体重が乗った手首は腱鞘炎に、ついでに長時間床に付いている膝は打ち身で内出血になりました(涙)。二部屋貼り終わったあたりから、楽しいDIYも苦行に変わってしまいそうになったのです。
もう一つの写真がこちら。
ボンドのついた手で壁紙に触れてしまった後の写真です。そう、素手でフロアタイルのボンドを塗っていたら、手に付いて、知らぬ間に壁にもつけてしまっていたというお話。
壁紙に染み込んだ黒いボンドは取れません。。。張り替えるしかないです。。。
今となっては「手袋しろよ」って感じなんですけど、作業開始当初はそれすら知らなかったです。
私も貼る前にブログやYoutubeの動画で勉強はしたんですよ。
でも、私が見た動画ではフロアタイルの貼り方は教えてくれるんですけど、失敗を未然防止したり、失敗を修復する方法までカバーしてませんでした。
私と同じような死闘にならないように、この記事ではちょっとしたお助けアイテムを使って失敗を回避する方法について書きたいと思います!
今回はフロアタイルやボンドなどメインとなる資材や道具は紹介せず、お助けアイテムにフォーカスを当てたいと思います。
フロアタイルやボンドについては以下の記事にまとめていますので、以下の記事を読んでくださいね。
コンテンツ
フロアタイルの貼り方と使用する道具
お助けアイテムを説明する前に、基本的なフロアタイルの貼り方と使用する道具について説明しますね。イメージを捉えてもらうために、ざっとご説明します。
もし詳細な手順を知りたい場合は、こちらの動画に詳しく説明されているので、見てみてくださいね。
出展:RESTA DIY Shop
使う道具はこの動画の開始6秒に出てきます。
フロアタイルの施行はとても簡単です。動画を見るのが面倒な方に写真でご説明します。
①貼りたい部屋にチョークリールで中心線を引く
中心線を引くことで貼る工程を半面ずつに分割して行なっていきます。
この写真では既存の床材を剥がして下地を整えてありますが、状態が良ければ、その上から貼ることもできます。
②壁際を適切なサイズにカットしながら、半面をフロアタイルで敷き詰める。
ボンドを塗りながら切る方法もあるようですが、私の場合、焦ってしまってカットがジャギジャギになってしまうので、一旦全てカットして敷き詰めるようにしています。
壁際のカットは柱や梁があると複雑になることがあります。その場合は型紙を起こしてカットします。
③部屋の半面にボンドを塗り、表面を乾かす。
同じ部屋の写真を撮り忘れました(汗)。廊下の写真でごめんなさい。
こんな風に半面だけボンドを塗って、表面を乾かします。この表面を乾かす時間をオープンタイムといい、ボンドによって時間が変わります(ボンドの缶に記載されてます)。
④フロアタイルをボンドの上に敷き詰め、ローラーで圧着する
手早くフロアタイルを敷き詰めていきます。最後に写真のようにローラーで圧着します。写真では立ってますが、通常は四つん這いになって体重を乗せてローラーします。
硬い床の上なので膝が痛いんですよね。。。
順調に貼ることができれば、動画にある道具だけで、簡単にできます。
しかし、初心者の時は結構失敗してしまい、その修復に時間を費やすことになります。あまりに修復が上手くいかないと、途中で投げ出したくなってしまうことも。
そうならないように、私が犯した失敗とその未然防止や修復に役立ったお助けアイテムを次にご紹介したいと思います。
フロアタイル貼りに欠かせないお助けアイテム
一度経験してしまえばそんな難しくないフロアタイルでも、初めての時は一筋縄では行きません。でも大丈夫です。
私が犯した失敗を見てもらって、お助けアイテムをあらかじめ用意しておけば怖いものはありません。私のような苦行ではなく、ハッピーなDIYになること間違いありません。
それではご説明しますね。
気軽に捨てられる使い捨て手袋
まずは作業に入る前に準備しておくべきアイテムをご紹介しますね。下手くそだという前提で一番大事になってくるのは使い捨て手袋です。
特にボンドを塗ったり、その上にフロアタイルを貼る工程で手が汚れます。ボンドが手につくんです。
一番最初に作業する時、私はこの手袋の存在を知らないまま、素手でやっていました。
風呂掃除などに使うゴム手袋は持っていたものの、ボンドを付けて捨てるの勿体無いじゃないですか。
こんな風に壁際を貼る時に壁にボンドが付いた手で手をついてしまい、、その結果がこれです。
ボンドだらけの壁が出来上がりです。はい。
使い捨て手袋をはめていれば、こうはなりません。
ペラペラした薄いものなのですが、ちょっとボンドが付いたらすぐ捨てれますから。一枚数円なので遠慮なくどんどん捨てましょう。
内出血を防止する膝パッド
もう一つ事前に購入しておいた方が良いのが膝パッドです。
フロアタイルを貼る際には、膝を硬い床につきっぱなしになります。
ボンドを塗る時も、フロアタイルを敷き詰める時も、膝をガードするものをつけないと後半戦かなり痛みが出てきてしまいます。
特にローラーをかけるときは膝に体重を乗せながら強く押します。
6畳一間くらいならなんとかなるかもしれませんが、それ以上貼るときは膝パッドをつけてないと打ち身で内出血してしまうことも。(私はお風呂に入る時にしみるくらい内出血しました)
楽しいDIYの時間を過ごすためにも膝パッドは事前に買っておきましょう。数百円で楽しい時間が買えるなら安いもんですね!
雨や冬場にボンドを乾かす扇風機
フロアタイルを貼る作業中に用意しておくべきものもご紹介したいと思います。それは扇風機(サーキュレーターでも可)です。
フロアタイルを貼る時に一番苦労するのがボンドを塗った後の工程です。オープンタイムといって、塗った後、表面を乾かす時間をとります。
そうすることでボンドの上にフロアタイルを置いても位置を微修正することができます。オープンタイムが不十分で表面が乾いていないと微修正する時にフロアタイルの側面につき、ボンドが表面に浮き出てきてしまいます。
「オープンタイムを制する者がフロアタイル貼りを制す」といっても過言ではないのですが、雨や冬場はボンド容器に書いてある所定のオープンタイムをとっても、乾いてくれません。
スケジュールによっては雨が降っていたり、冬場だったりするからといって晴れるまで日程を順延することはできませんよね。。。
そこで登場するのが、扇風機(サーキュレーター)!風を循環させることで、乾きを促進してくれます。
どんな物でも1台持っておくと便利ですよ。
このアイリスオーヤマは安くて良いですね♪
フロアタイルの隙間を埋めてくれる床専用コーキング剤
次にフロアタイルを貼った後、その仕上がりをよくしてくれる床用コーキング剤のご紹介です。
フロアタイル初心者はフロアタイルの隙間との戦いといっても過言ではありません。フロアタイルを踏んだ時に曲げてしまったり、カットがうまくいかなかったりして、隙間が空いてしまうんです。
隙間はみっともないので修復を試みるのですが、簡単に直せるケースもあれば、どうにもならないことも。
その隙間直しでストレスを感じるなら、無理に直すより、コーキング剤というボンドのような詰め物で埋めてしまった方が楽です。
フロアタイルの隙間が空いてしまった写真がこちら。
アースコークというコーキング剤で隙間を埋めた後の写真がこちら。
ね、どこが隙間だったかわからないでしょう?ベージュのフロアタイルがハマってますね。
乾いてしまったフロアタイルを力尽くで直して手首を痛めるよりは、アースコークでささっと埋めてしまった方がいいですね。
アースコークはチューブの先を切って、隙間に注入した後、指で馴染ませるだけです。
アースコークは床材専用のコーキング剤です。
コーキング剤というと壁紙用のジョイントコークを思い浮かべる人も多いかと思います。
この壁紙用のジョイントコークでももちろん隙間は埋めれます。しかも圧倒的に安いです。
ただ、あえてアースコークをオススメするのは、粘着性が強く、ベタベタする壁紙用と比べて扱いやすいんです。
- ネバつきが少ないため、床の隙間に収めやすい
- 床にあるホコリを拾いにくい
こんな風にチューっと塗り、指で馴染ませます。この写真のアークコークは、ちょっと色が明る過ぎたかな、、、(汗)。
アースコークは25色展開です。
出展:ヤヨイ化学ホームページ https://www.yayoikagaku.co.jp/asset/products/pdf/caulking_color_02.pdf
必ずフロアタイルに一番近い色を選びましょう。
白っぽいフロアタイルだからと言って安易に白を選んでしまうと逆に目立ってしまうことも。フロアタイルの木の色に合わせるよりは木目に近い色を選ぶとしっくり来るようです。
はみ出たボンドを溶かし落とすラッカーシンナー
最後の最後に仕上げとして用意しておいた方が良いものにラッカーシンナーがあります。
初めてフロアタイルを貼る時は、厚く塗り過ぎたり、オープンタイムが不十分だったりしてボンドがはみ出てきてしまうものです。誰もが通る道です。
これをそのままほっておくと、粘ついた床になってしまったり、何より見栄えが悪いです。
ボンドがはみ出た場合、基本は乾く前に濡れた雑巾やスポンジで拭き取ればOKです。
ただ、上の写真のように見落としてそのまま固まってしまった場合は、厄介です。水拭きしても、もう取れません。
こうなってしまったら、シンナー系の液体を使って取るしかありません。
私は以下3種類を試してみました。
- 接着剤はがし
- ペイント薄め液(シンナー)
- ラッカー薄め液(ラッカーシンナー)
雑巾に少し染み込ませて、はみ出たボンドを擦り落として見た結果は以下の通りでした。
溶解剤 | 結果 | コメント |
接着剤はがし | ✖️ | 全く取れず… |
シンナー薄め液 | △ | 取りきれない箇所も |
ラッカー薄め液 | ○ | 綺麗に取れた!! |
一番ボンドが綺麗に取れたのはラッカー薄め液でした。
職人さんに聞いたところ、ラッカーシンナーはボンドを溶かし落としているので、ささっと拭き取るのが良いとのこと。
ラッカーシンナーは零したまま放置したりすると、フロアタイルが溶けてダメージを受けてしまうこともあるそうなので注意が必要です。
また、臭いが強烈なので十分換気しながら作業しないと危険です。頭痛や気分を悪くして倒れてしまうことも。
ラッカーシンナーさえあれば、ボンドが滲み出てきてしまっても怖くありませんね!
楽しいDIYを続けるために
DIYを始めて間もない時に失敗は付き物ですよね。私も本格的に始めたのは、半年前からなので、まだまだ失敗だらけです。
そんな時に今回ご紹介したお助けアイテムがあれば、大分楽になると思います。失敗するイライラから大分解放されると思いますよ。
加えて、1日にフロアタイルを沢山貼ろうとしないことも大事かもしれません。初心者には1日で6畳一間くらいが集中力が続く限界のように思います。あまり根性でやりすぎると失敗が重なって嫌になってしまうことも。
そんな時は適度な休憩や違うリフォーム作業をすることをオススメします。良い気分転換になり、作業が捗りますよ!
下の記事にフロアタイルを格安で購入できるショップ情報や施工方法のオススメ動画をご紹介しています。ぜひこちらも読んでみてくださいね↓
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